横山幸雄ベートーベンソナタの夕べ
2006年 08月 05日
昨日は初台のオペラシティーにPianist横山幸雄さんのソロリサイタルに行ってきた。横山さんのPianoは、4年位前に東京シティーフィルとの共演ではじめて見て、それから注目してCDなんかは何枚か持っていたが、ソロのリサイタルは見た事がなかった。ベートーベンピアノコンチェルト全曲コンサートなど意欲的な活動で話題を提供していたが、今夜は後期三大ソナタを一晩で演奏するという。5月にチケットをとってずっと楽しみにしていたのだ。
クラッシックのことは良くわからないが、後期三大ソナタはベートーベンのわりと有名なソナタに比べると、わりとマニアックで、Jazzの雰囲気もあったり、暗譜だけでも大変な作業であろう。僕も初めて聴いたが、まるで大洋を公開する風をいっぱいに受けた帆船が航海するように、順調に、自然に、美しく、力強くプログラムが進んで行った。
航海が一通り終了したあとのアンコールがすごかった。もちろん全曲べートーべン。「悲愴」2楽章、「テンペスト」3楽章、そして「月光」1楽章が終わり、拍手しようと思ったらすぐに2楽章に突入。なんと「月光」をすべて演奏してくれた。
テレビカメラも何台も入っていて、メディアの大きな注目もあり、一流のコンサートホールで満員のお客さん。そして、大変な難曲のプログラムの後に、アンコールがリラックスした小品をただ並べただけでなく、超有名で難曲の「月光」を全曲演奏するなんて、あまりにも凄すぎる。男の中の男である。終わったあと、立って拍手をせずにいられなかった。ものすごいスタンディングオベイションの嵐であった。
最近自分なりにPianoに関しての演奏のモチベイションが下がっていたが、今日のコンサートを見て、演奏家が日々繰り返さなければならないこと、技術の鍛錬、表現力の向上、レパートリーの開拓、自分に対して厳しい態度を改めて見直さなければと思った。横山さんは僕と同じ年齢。僕は今日のコンサートで完全にやられてしまいました。感動もしたし、反省もしたし、涙も出た。いつか、僕はJazz Pianistではあるけれども横山さんと対等にお話ができるアーティストにならなければと思った。まずはCD発売記念ライブ!がんばります!皆さん絶対に来てくださいね!
クラッシックのことは良くわからないが、後期三大ソナタはベートーベンのわりと有名なソナタに比べると、わりとマニアックで、Jazzの雰囲気もあったり、暗譜だけでも大変な作業であろう。僕も初めて聴いたが、まるで大洋を公開する風をいっぱいに受けた帆船が航海するように、順調に、自然に、美しく、力強くプログラムが進んで行った。
航海が一通り終了したあとのアンコールがすごかった。もちろん全曲べートーべン。「悲愴」2楽章、「テンペスト」3楽章、そして「月光」1楽章が終わり、拍手しようと思ったらすぐに2楽章に突入。なんと「月光」をすべて演奏してくれた。
テレビカメラも何台も入っていて、メディアの大きな注目もあり、一流のコンサートホールで満員のお客さん。そして、大変な難曲のプログラムの後に、アンコールがリラックスした小品をただ並べただけでなく、超有名で難曲の「月光」を全曲演奏するなんて、あまりにも凄すぎる。男の中の男である。終わったあと、立って拍手をせずにいられなかった。ものすごいスタンディングオベイションの嵐であった。
最近自分なりにPianoに関しての演奏のモチベイションが下がっていたが、今日のコンサートを見て、演奏家が日々繰り返さなければならないこと、技術の鍛錬、表現力の向上、レパートリーの開拓、自分に対して厳しい態度を改めて見直さなければと思った。横山さんは僕と同じ年齢。僕は今日のコンサートで完全にやられてしまいました。感動もしたし、反省もしたし、涙も出た。いつか、僕はJazz Pianistではあるけれども横山さんと対等にお話ができるアーティストにならなければと思った。まずはCD発売記念ライブ!がんばります!皆さん絶対に来てくださいね!
by itasunsun
| 2006-08-05 10:50